夕食は食事処でいただきます。
テーブルの真ん中のカゴが気になりますが・・・



席に着くと係の人がそのカゴを取ってくれました。
そこにはいろいろな前菜が並んでいました。
細ながーい皿に、２人分の前菜が。
夕食前に生ビールを２杯も飲んでいたにもかかわらず、ここでも迷わず生を注文です。



チェックイン時に、「夕食は少しずつお出しするので１時間半ほどかかります」と言われていました。
まあその時点で、夕食への期待は大でした。
まず運ばれてきたのは、「戸隠水蕎麦」。
新潟県とはいえ、ここ妙高高原は長野県が目と鼻の先です。
そば本来の味を味わうなら水そばが一番だと、旅行番組などでも言っておりました。




そして、さらにその味を引き立ててくれるのが、この「玉藻塩」。



ナマコの上にリンゴのおろしが乗ったもの。
赤い粒はレッドペッパーなのですが、いいアクセントになります。
ナマコといえばコリコリと固いイメージですが、これはとてもやわらかく、歯に無理がなかったです。



越後もち豚の煮物。
煮物とはいえ、サワークリームをのせていただくので、ボルシチ風でした。



マグロのトロには、いろんな飾りがついていて、上には俳句が。
「高原の　雪もかわりて　冬の空」
ちなみに妻の方は、
「元の宿　一夜明けたら　雪景色」



その俳句を読みながら、お刺身をいただきます。
ワサビではなく、「カボス南蛮辛し」で。
南蛮辛しとは、どうやらコショウのことのようで、つまり、ゆず胡椒みたいなものでした。
これが意外とトロによく合うのです。



「ほうれん草と生ウニ鍋」。




これに、とろろ芋を入れて、火にかけます。



するとこんな感じ。
ウニの濃厚な味と、とろろの淡白な味がよく合いました。



黒毛和牛のステーキですが、つけ合わせが凝ってました。
手前のナスは、バッテンナスといって、生で食べられるナスです。



仕上げは、なめ茸ご飯。
そして、八丁味噌の味噌汁には湯葉が入っていました。
夕食は量はそれほど多くなく、２人ともご飯をおかわりしました。



デザートはリンゴのシャーベット。
やはりここは、新潟とはいえ、長野のものがたくさん使われていました。




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