【Ｌ】伊豆ヶ岳登山から３日。筋肉痛をほぐすために、また奥武蔵にやってきました。妻坂峠登山口まで林道を車で入りこみました。この登山口の脇に駐車スペースが２台分あります。 【Ｒ】急登ではないけど、延々と続く登りでした。
まあ、どんな山でも登り始めはキツイものです。
【Ｌ】今回は、いつもの単独行ではなく、登山何十年ぶりという父が一緒です。最初は私が先を歩いていたのですが、離れていってしまうので、途中から父に先を歩いてもらいました。 【Ｒ】登りも段々キツくなってきました。
こんな地すべり箇所にかかった橋を渡ったりもしました。
【Ｌ】武甲山が遠くに見えます。【Ｒ】登山口から１時間ちょっとで、妻坂峠に着きました。
【Ｌ】ここまで５回くらい「歳は取りなくないなあ」とつぶやいていた父ですが、まだ先に行くと言いました。ここから大持山までは急登のようですが、まあキツければ引き返せばいいことです。
【Ｒ】妻坂峠は鎌倉時代から歴史のある峠らしいです。
このお地蔵さんはいつの時代からあるんでしょうね。
【Ｌ】妻坂峠を後にして、しばらくしたら急登が始まりました。平らなところがないので、休憩するにも斜め状態です。
【Ｒ】妻坂峠まではバテ気味だった父ですが、この急登はせっせと登っていきます。
【Ｌ】急登ではありますが、このような土嚢が敷き詰められていて、滑る心配はありません。【Ｒ】振り返ると、妻坂峠をはさんで反対側にある武川岳が見えてきました。３日前に登った山です。
【Ｌ】急登を登りつめると、今度は少し下りになりました。【Ｒ】それもほんの少しで、またすぐに登りに・・。
【Ｌ】そして登った先には１本の木が。「そこが頂上か？」と、父。
時間的に考えても「まだ」と答えるしかありませんでした。
【Ｒ】そしてそこからはまた下りになりました。
【Ｌ】「県道林」と書いてあるのでしょうか。逆さまです。【Ｒ】再び登りになりました。さあそこに見えるピークが、縦走路への合流点でしょうか。
【Ｌ】そうだったようで、急に見晴らしがいい場所に出ました。【Ｒ】武川岳はもう下に見えています。よくここまで登ってきたものです。
【Ｌ】山々の間に、麓の集落も見えました。いい天気になってくれてよかったです。【Ｒ】ここからもうひと登りで大持山です。
【Ｌ】分岐点から１５分くらいで大持山山頂に着きました。また１０時過ぎですが、早めのお昼にすることにしました。【Ｒ】標高1294ｍ。登山口から８００ｍ近く登ってきたようです。
【Ｌ】木々の間に武甲山が見えます。【Ｒ】山頂からは当然のことながら下りになります。
【Ｌ】尾根歩きなので平らなところも出てきます。【Ｒ】まあこんな岩のピークもあるでしょう。
【Ｌ】岩の狭間に消えていく父。「太った人は通れないぞ」と言ってました。【Ｒ】この尾根、かなりのヤセ尾根です。どっちに転んでも危険です。
【Ｌ】そしてまた岩場のピークへ登り。この繰り返しでした。そして岩場の下りで一回転して転んだ父。
ヒジや足首にすり傷ができて、頭もしたたかに打ったようです。翌日、脳神経外科で精密検査をしましたが、
異常はありませんでした。【Ｒ】さあ、いくつピークを越えたことでしょう。毎度、「あれが小持山か」と思いながら裏切られてきました。
【Ｌ】でも今度はほんとだったみたい。小持山山頂に着きました。
ここから武甲山まで行く予定でしたが、父が負傷したこともあり、シラジクボから下山することにしました。
そういうエスケープルートがあってよかったです。【Ｒ】疲れ気味の父です。あとは下りだけだから。でも、下りが一番危険なんですよね。
【Ｌ】小持山山頂から見た武甲山です。まあまた次の機会に登りましょう。【Ｒ】小持山からシラジクボまでは急な下りです。父はこの下りで４回ほどすべって転びました。
枯葉の下の土が泥になっていて、とても歩きづらい下りでした。
【Ｌ】なんとかシラジクボまで下ってきました。このあたりで空には暗雲が・・なんとか下山するまでもってほしいもんです。【Ｒ】シラジクボからは鋭角に下り返して、生川（うぶかわ）の登山口を目指します。 この道もところどころぬかるんでいて、それを避けた父は転びました。
【Ｌ】シラジクボから１時間くらい下って、鉄板の橋に。【Ｒ】ここからは、武甲山の登山道と合流です。下がコンクリになって、ちょっと下山には歩きづらい道になりました。
妻坂峠登山口までなんとか下りてきました。父は負傷しましたが、あんな急登と岩場をよく歩き通したもんだと思います。
それから下山が危険だということをつくづく思い知りました。
次回はケーブルカーとかロープウェイのある山で、登りだけ行こうかと思います。
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