夕食はフロントとテラスの間にあるロータスダイニングでいただきます。
開始時刻の６時よりちょっと前に来たのですが、誰もいませんでした。



３月に来たときは入口右手前のテーブル。
ここは半個室的でいい雰囲気だったのですが、９月はカウンタにしました。
今回もカウンタを選びます。



カウンタは、秋田杉の一枚板だそうです。
席は早いもの順。
一番乗りだったので、カウンタ一番奥を選びました。



目の前に並べられた野菜。
ディスプレイですが、地元産の野菜みたいです。



大忠も山風木も、名物はこの「おばんざい」。
ついつい食べ過ぎて、いつも後で苦しんでしまいます。



苦しむ理由はこの玉こんにゃく。
前回は１０個、今回は１１個食べました。
以前、アンケートに「たくさん用意してください」って書いたら、私たちが泊まるときだけ多く用意してくれているようです。
チェックインのときに「玉こんにゃくたくさん用意してます」って言ってくれますから。



さっそく取ってきたおばんざいたち。
ほんとは右手前の肉じゃがが名物だそうです。
もちろんそれもおいしいけど、今回のヒットは左奥の大根の炒めもの。
料理長イチオシの一品だそうです。
なんだかなつかしい味で、パクパクと口に運んでしまいました。
アンケートに「作り方を教えてほしい」と書きました。



長いお皿にずらりと並べられた前菜です。



揚げごぼう。
これも、おばんざいに加わったら、危険な味です。



柿の白和え。
他の旅館でも食べたことのある秋の定番ですが、これを食べると秋を感じます。
って、もう１２月ですけど。



蔵王チーズの醍醐味豆腐。
蔵王チーズドリンクでつくる料理長自慢の一品だそうです。
チーズの割にはあっさりとしていて、それでいてコクのある料理でした。



白石温麺入り、ズワイ蟹の旨味スープ。
蟹の風味がたっぷりのスープで、胃袋を落ちつけます。



カウンタの向こうでは、お造りが盛り付けられていきます。
お造りでさえ、用意して置いておかないところに、こだわりを感じます。
とにかく出来たてを出してくれるお宿です。



本日のお造り。
奥から、ホッキ貝、ヒラメ、ぼたん海老です。
見えにくいですが、下には氷が敷き詰められています。
そういえばさっき、奥から氷を削る音がしました。



カウンタの向こうでは、メインのステーキが焼きはじめられました。



仙台牛Ａ５ランクのサーロインだそうです。



料理長が目の前であざやかにさばいていきます。



その前に、サラダが運ばれてきました。
蔵王野菜と温泉たまごのシーザーサラダです。
チーズは目の前で削りながらふりかけてくれます。



サラダが食べ終わるかどうかというあたりで、さっきのステーキが運ばれてきました。
右側の２枚はみそ漬けです。
それ以外は、ステーキソース、わさび、ゆず胡椒の３種から選んでつけていただきます。
まずは何もつけずに肉の味を楽しみます。



メインは出たけど、まだまだ料理は続きます。
ビールもすすみます。
「七日原高原大根の白煮と海老豆腐」。
見えづらいですが、大きな大根の輪切りの煮物があります。
手前にはカニみそが。
箸で切り分けて、チビチビいただきました。



ご飯前に酢の物。
もずくと、焼き目を入れたホタテです。
奥にはりんごの甘煮。
そろそろお腹いっぱい。



さっきカウンタの向こう側で炊いていたご飯です。
今回は、蟹の炊き込みご飯でした。
これも目の前でフタを開けて、混ぜてくれます。



このガラス瓶に入った漬物が結構おいしくて、ご飯が進むのです。



仙台味噌を使った味噌汁と一緒にいただきます。



デザートもたっぷりです。
手前のアイスはクレープに包んでいただきます。
右上の梨は地元農園の「ゼネラル・レクラーク」という品種だそうです。
この後、食後の飲み物が出ます。
コーヒー（レギュラーorエスプレッソ）、紅茶、ほうじ茶から選べます。
もちろんコーヒー。



そして部屋へ帰る前にダメ押しのお弁当箱を持たされます。
もうお腹パンパンなんですけどね。
でもまた風呂に入って戻ってくると、不思議とペロリと平らげてしまうのでした。



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